宮城県の石巻市へ行った。復興支援の一環として民家の泥だしをお手伝いしてきた。
場所は石巻市の荻浜。荻浜港が目の前で、道路を挟んだ向かい側には被災してしまったが石巻市役所荻浜支所や荻浜郵便局がある。
50戸あった民家は津波により壊滅。ここでは2人の方が亡くなったそうだ。たった1軒残った民家の（鉄筋だったため全壊しなかった）1階の泥出しをしてきた。10人がかりで作業したため、1日足らずで終了した。
この作業、1人でやったとしても1週間ぐらいで終わるのではないか？なぜ震災から4ヶ月以上も経つのにそのままだったのか？そんな疑問が頭をよぎった。
気力が戻らないんだと思う。民家の持ち主の方は、津波により大切な漁船も失ってしまったとのこと。家を直したとしても、ここへ住むかは決めかねている様子で「1軒だけになってしまったからなぁ」と、寂しそうにつぶやかれた姿が印象的だった。
考えさせられることも多かったが、困っている人に少しでも喜んでいただけたらうれしい限り。これからも機会があれば、出来ることをお手伝いしようと思う。
貴重な機会を与えてくれた中小企業家同友会のお仲間である池上さん、ありがとうございます。いっしょに作業をしたほかの皆さんも、本当にお世話になりました。今後ともよろしくお願いします。