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伝わる自分史の作り方(3) 『出生のこと』

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今回は『自分史のアウトラインをはじめに』の中で書いた、書き出しておくべきアウトラインのひとつ「出生のこと」に絡めて、その中で詳しく書き出しておきたい内容について説明します。

 

基本はいつ、どこで生まれたか

まず抑えるべき基本は「いつ、どこで生まれたか」です。「いつ」というのは生年月日のことなので、分かっている方がほとんどでしょう。「どこ」というのは市町村単位で書き出せれば最低限OKです。

 

昭和◯◯年◯◯月◯◯日、◯◯県◯◯市生まれ

 

有名人のプロフィールなどでもよく見かける書き方ですね。さらに細かく書こうとすると、どこの病院で生まれたのか、何グラムだったのか・・などと書きたいことが出てきますが・・

 

取材が必要な出生時のこと

自分史を作るにあたって、この部分だけは詳しく書こうとすれば取材が必要になります。なぜなら自分の記憶が無いから。人間の記憶があるのは3歳ぐらいからと一般的には言われています。ですので当然、生まれた頃の記憶は無いのが当たり前です。つまり、出生時のことを詳しく書こうと思ったら、その頃をよく知る人への取材が必要になります。それが誰かというと・・親御さんに聞くのが一番ですよね。ご健在の方は、ぜひ早めに自分の出生の頃のエピソードを聞いておきましょう。

 

出生時のエピソードで詳しく聞きたいこと

まず、生まれた場所ですが、◯◯県◯◯市だけではなく、具体的にどこで生まれたかを聞くと良いでしょう。◯◯市の総合病院でとか、そういうことです。母親の実家の近くの病院で生まれたので、自分が生まれた場所は育った場所とは全然違ったんだ!何てエピソードが出てくるかもしれません。

 

昭和30年代ぐらいまでに生まれた人でしたら、自宅に産婆さんが来て出産を手伝ってもらった、なんて人もいるかと思います。時代背景が出てエピソードとして面白くなりますよ。

 

出生時体重(何グラムで生まれたか)も聞いておきたい内容です。健康優良児で生まれたか、いわゆる未熟児で生まれたかで、両親の対応も変わってくるでしょう。

 

同時に出産時に父親がどこで何をしていたか、というのも話としては面白いです。「無事の出産を祈りながら懸命に仕事をしていた」「仕事を休んでずっと付き添っていた」「飲んで帰宅したら出産したことを知らされた」・・色々なパターンがあると思いますが、父親の人柄が垣間見れるんじゃないかなと思います。

 

いくつか書きましたが、要は、当時の情景が浮かんでくるようなエピソードを入れられるとグッド!ということです^^